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これからの暮らし。工芸に出会い、気づくこと。

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日本の伝統を次世代へと繋ぐべく活動する工芸の担い手を応援するため、三井グループの三井広報委員会によって継続的に実施されている「三井ゴールデン匠賞」。第5回を迎えた今年度は、2024年10月3日(木)に受賞者が発表され、2025年1月30日(木)に東京・大手町三井ホールにて贈賞式が執り行なわれた。

美濃焼産地の一つであり、かつて世界中に洋食器を製造・輸出して高く評価された岐阜県瑞浪市。1977年創業の深山はその高度な技術を受け継ぎ、現代の食卓に寄り添ったものづくりを続けている。2025年2月に発表された5個組、全6種類の箸置き《やきイロ》は、「和モダン」を意識した多彩なデザインが特徴だ。その名の通り、やきものの伝統的な技法を“やきもの”の“いろは”として取り入れており、自然な濃淡や質感のコン...

福井県の越前漆器メーカー、漆琳堂と、ファッションの領域でテクノロジーを活用した研究開発を行なっているZOZO NEXTが、伝統工芸と先端技術を組み合わせた新しい漆技術に関する共同研究の開始を発表した。1793年の創業以来、日々の暮らしの道具として越前漆器を作り続けてきた漆琳堂。歴史ある技術を継承しながら、ライフスタイルの変化に合った製品開発にも積極的に取り組んでおり、近年では食洗機対応の「越前硬漆...

愛媛県の県庁所在地・松山から南へ向かい、重信川を越えれば、そこは砥部町の玄関口。砥部焼の陶板で作られたタワーが出迎えてくれる。県中央に位置するこの町は、「清流とほたる 砥部焼とみかんの町」と掲げるとおり、美しい自然に恵まれた、窯業や農業が盛んな町だ。南部へ向かうにつれ標高が高くなる地形は、傾斜地に築かれる登窯に適している。昔から陶磁器の原料や赤松の薪が豊富に採れたことに加え、砥部川とその支流が陶石...

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