インテリア・デザインの国際展示会『メゾン・エ・オブジェ』が2025年1月にパリで開催
注目の展覧会・イベント VOL.62
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.1.15 – 1.20
日本橋三越本店
東京都
2025.1.16 – 1.26
セイコーハウスホール
東京都
2025.1.16 – 1.29
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
東京都
2025.1.17 – 1.31
HULS GALLERY TOKYO
INSIGHT
VOL.1-7 更新
VOICE VOL.6
――竹という素材に行き着いた経緯や、魅力を教えてください。もともと日本らしい精神性を持つ文化である茶道が好きでした。技巧を尽くした道具を使い、一期一会のおもてなしをする点に惹かれたのです。そのなかで竹に行き着いたのにはいくつか理由がありますが、一つには環境問題への意識がありました。私は神奈川県の山あいで育ち、人の営みで自然が破壊されつつあることが気になっていました。それで、環境に優しいものづくりを...
VOICE VOL.5
――田原さんの代名詞ともなっている流白釉(りゅうはくゆう)は、どのようにして生まれたのでしょうか?三ノ瀬には古い窯跡が3カ所あって、足元にはたくさん陶片が落ちています。そうした当時の破片は、今の萩焼のイメージと異なる風合いのものも多く、案外新しいなと感じるものもあります。その中の一つに流白釉に近い色合いのものもありました。流白釉の元になった釉薬は、もともとは別の釉調を目指していろいろと釉薬の調合を...
VOICE VOL.4
──どのような幼少期や学生時代を過ごされましたか?興味を持っていたことや、やきものとの出会いなどを教えてください。絵を描くのが好きな子どもでした。絵を描いたり、漫画を描いたり。陶芸の経験はありませんでしたが、父が佐賀県出身なので、家で使っていた食器はシンプルな有田焼が多かったです。父から「これは良いものだぞ」って教えられたりしていました。父方の親戚に有田焼の絵付師の人もいたので、絵付けを体験させて...
VOICE VOL.3 AD
――NEXTRADが結成された経緯について教えてください。藤本:日本で最初の磁器である有田焼が誕生して400年を迎えた節目の2016年に、佐賀県をはじめさまざまな方のサポートを受けて、「有田焼創業400年事業」が進められました。メゾン・エ・オブジェやミラノ・サローネに出展したり、著名なレストランとコラボレーションしたり、新しいブランドを立ち上げたり。こうした大々的なプロジェクトが進行する中で、どう...
VOICE VOL.2
──ガラス作家の道に入ったきっかけを教えてください。父親が吹きガラスの作家だったので、小さいころからガラスが身近にある環境で育ちました。ものづくりや絵を描くことが好きな子供でしたね。高校の美術部で初めて日本画に出会い、それがとても楽しくて夢中になりました。授業をさぼって、ずっと部室にこもって絵を描いたり。絵を描くということの基盤みたいなものは、3年間の高校時代にあると思います。北海道の近代美術館で...
VOICE VOL.1
Q1:小倉織との出会いは、どんな出会いだったのでしょうか?私は美大を卒業したり、家が工芸の家業だったりしたわけではなく、異端から入っているんです。子供の頃から文学が好きで、大学生のときに近世演劇に惹かれて、世阿弥の勉強を始めました。そのときに、舞台の能装束に魅力を感じたことから、織りの勉強を始めたんです。織りを学ぶ中で、骨董屋に通っていた時期があり、そこで見つけたのが小倉織の小さな端切れでした。そ...