開窯350周年「鍋島焼」の記念事業が始動
工芸トピックス VOL.36

展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
京都府
2025.3.22 – 7.27
ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM
東京都
2025.3.26 – 3.31
日本橋三越本店
東京都
2025.3.29 – 4.3
寺田美術
2025.3.30 – 6.1
日本民藝館
INSIGHT
VOL.1-37 更新
工芸トピックス VOL.12
2023年4月、阿部出版株式会社より別冊炎芸術『見て・買って楽しむ 愛しの茶器』が発売された。1982年創刊の季刊『炎芸術』は作家の作品を高品質の写真と丁寧な解説で紹介し、陶芸の歴史や技法まで深く取り上げている陶芸専門誌。年に一回発刊される別冊も毎回好評で、国内外の多くの陶芸愛好家・コレクターに愛読されている。安土桃山時代以降、武士や町人、公家の間でたしなまれ、長い歴史の中で育まれてきた日本独自の...
工芸トピックス VOL.11
1688年に京都・西陣に創業して以来、西陣織の歴史を受け継ぎ、着物文化の伝統を守り続ける細尾。2010年には独自の技術により、世界の標準生地幅の150cm幅で西陣織の技術や素材を用いたテキスタイルの制作に成功した。現在、自社テキスタイルブランド「HOSOO」の、伝統的な織物に革新的技術とタイムレスなデザイン感性を加えたテキスタイルは、国内外のラグジュアリーブランドの店舗内装や五つ星ホテルに広く採用...
工芸トピックス VOL.10
2021年に「燕三条 工場の祭典」実行委員会が開催した展覧会『Tsubame-Sanjo Factory Museum』が、世界三大デザイン賞の一つとされる「Red Dot Design Award 2022」ブランド&コミュニケーションデザイン部門において最高賞のグランプリを受賞。2022年10月にドイツ・ベルリンで授賞式が開催され、「燕三条 工場の祭典」を共催する燕三条地場産業振興センターの理...
工芸トピックス VOL.9
JapanCraft21が「日本伝統工芸再生コンテスト」のファイナリスト(クラフト・リーダー賞)10名および最優秀ロニー賞1名の受賞者を発表。アワードセレモニーが開催された。JapanCraft21は、日本の伝統工芸に関わる人々の問題を解決し、21世紀に向けて工芸を活性化することを目的に、バイメル・スティーブエン・ヘイウッド氏が中心となって2018年に設立。活動の一つとして、一般社団法人アジア・ソ...
工芸トピックス VOL.8
2022年7月に京都市東山区にオープンした「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」は、「京の極み 東に宿る」をコンセプトに、この地で育まれてきた京の文化に触れ、昔から受け継がれてきた日本の心や美意識をさまざまな形で感じられる、趣のあるホテルだ。落ち着いた雰囲気のロビーでひときわ目を引くのは、吹き抜け2層の高さに伸びる、長さ15メートルの迫力ある色鮮や...
工芸トピックス VOL.7
様々な分野の企業、協会、自治体が協業し、持続可能な日本の和文化発展の仕組みを構築・確立するため2020年に設立された一般社団法人 日本和文化振興プロジェクトは、昨年に続いて「第2回日本和文化グランプリ」を開催し、グランプリ1作品、準グランプリ2作品、優秀賞2作品、計5作品の受賞を発表した。日本和文化グランプリは、国籍や居住地を問わず、和文化に携わる国内の企業・団体・個人を対象に、日本が誇る優れた作...
工芸トピックス VOL.6
近年、鮨や割烹などの和食とともに、日本酒が海外へと広がりを見せている。輸出額は年々増え、2021年度の輸出額は400億円にも達した。その波に乗り、作家の個性的な酒器にも注目が集まってきている。中でも「ぐい呑」という言葉は、英語でそのまま「Guinomi」として通じることも多くなってきており、海外での酒器への関心の高さを映し出している。ぐい呑は、見て楽しみ、触れて楽しみ、呑んで楽しむことができるもの...
工芸トピックス VOL.5
公益社団法人 日本工芸会は、主催する『日本伝統工芸展』が開催継続の危機にあるとして、クラウドファンディングプロジェクトを実施する。昨年に続いて第2回目の試みとなる今回のプロジェクトの支援金は、日本伝統工芸展の運営資金のほか、次世代育成のための資金として使用される予定。リターンには、第69回日本伝統工芸展各会場での作家による特別ギャラリートークへの参加や、作家との特別鑑賞&茶話会への参加などがある。...
工芸トピックス VOL.4
2022年4月1日、別冊炎芸術『見て・買って楽しむ 愛しの酒器』が発売された。「炎芸術」は1982年に創刊、現代日本の陶芸文化を中心に紹介する季刊誌で、年に一度別冊を刊行している。今回発売された最新刊では、現代日本の酒器を作家別に紹介。さらに酒器に関するさまざまな特集記事も掲載されている。酒器は、現在幅広い層に人気を博しているアイテムのひとつだ。ぐい呑、盃、徳利、片口など、実際に使って楽しむことは...
工芸トピックス VOL.3
三井グループ24社で構成する「三井広報委員会」は、日本の伝統工芸の持続・発展に真摯に取り組む個人・団体を表彰する第4回「三井ゴールデン匠賞」において、ファイナリスト20組を対象に厳正なる本審査を実施し、〈三井ゴールデン匠賞〉5組、〈審査員特別賞〉2組、〈奨励賞〉2組の受賞者(個人および団体)を決定した。今回の受賞者は、伝承技法再現に取り組んでいること、新たな独自技術を取り入れ、これまでにない伝統工...
工芸トピックス VOL.2
東京 台東区で伝統工芸品「銀器」の制作販売を手掛ける「日伸貴金属」の銀師(しろがねし)・上川善嗣さんの起案により、体験型のクラウドファンディングサイト「Zenes(ゼネス)」にて、銀器の魅力と技術を後世に残すためのプロジェクトが開始した。申込期間は2022年3月28日(月)まで。支援へのリターンは、工房で職人とともに銀製リングやぐい呑みなどの制作が体験できるプランの他、職人が作る純銀アイススプーン...
工芸トピックス VOL.1
古くから奈良に伝承されている伝統工芸品を展示する施設「なら工藝館」は、2021年8月1日(日)にリニューアルオープンした。新しい生活様式に合わせた施設として生まれ変わり、奈良工芸の魅力や歴史をより一層丁寧に発信していくことに注力する。なら工藝館は、漆器や一刀彫(いっとうぼり)、赤膚焼(あかはだやき)をはじめとした奈良の伝統工芸品を展示する施設として運営されてきたが、後継者の減少や産業としての事業性...