『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.12.12 – 12.25
セイコーハウスホール
石川県
2024.12.17 – 2025.2.24
国立工芸館
東京都
2024.12.18 – 12.24
日本橋三越本店
京都府
2024.12.21 – 12.29
essence kyoto
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が進める社会貢献活動「MUFG工芸プロジェクト」の一環として、若手工芸作家の作品展示・販売機会等を支援する「KOGEI ARTISTS LEAGUE」の開催が発表された。
2023年に発足した「MUFG工芸プロジェクト」は、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承に寄り添い、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学び発信することを目的とした、工芸の伝統と革新を支援するプロジェクト。このたびの新しいプログラム「KOGEI ARTISTS LEAGUE」では、関東甲信越・北陸地区の若手作家を対象として、2024年12月2日(月)から2025年1月10日(金)の期間中に作品のエントリーを受け付け、選考を経て約20名のファイナリストを選出する。ファイナリストには、2025年8月に東京・日本橋三越本店で開催が予定されている展示販売会へ参加する機会と奨励金20万円等が提供される。
「KOGEI ARTISTS LEAGUE」のサポーターとして、総合監修の秋元雄史東京藝術大学名誉教授をはじめ、現代美術家の舘鼻則孝や、竹工芸家・四代田辺竹雲斎など、工芸のカテゴリーを横断して世界で活躍する工芸作家13名が選考や交流会に参加し、若手作家たちの創作活動を支援する。これは、若手工芸作家が作品発表や販売の機会を獲得するだけでなく、その選考の過程で、活躍している先輩作家との交流や学びを得て、良い刺激を受けることを期待するものだ。東京展示販売会初日には全サポーターが参加予定で、サポーターの作品の展示販売も実施される。
次年度以降は、「KOGEI ARTISTS LEAGUE」募集対象地域の拡大も検討されている。工芸の伝統と革新を担う若手作家と、それを支援するMUFGの活動に、引き続き注目していきたい。
「KOGEI ARTISTS LEAGUE」特設サイト
https://www.mufg.jp/csr/contribution/priorityareas/preservation_andsuccession_of_cultures/culture/lp/league/index.html#02
※募集要項は特設サイトよりご確認ください
KOGEI ARTISTS LEAGUEサポーター代表/MUFG工芸プロジェクト総合監修
秋元 雄史(東京藝術大学名誉教授)
サポーター
青木 千絵(漆彫刻家/金沢美術工芸大学工芸科 漆・木工コース准教授)
上出 惠悟(画家/工芸家)
桑田 卓郎(アーティスト)
佐々木 類(美術家/ガラス作家)
須藤 玲子(テキスタイルデザイナー)
舘鼻 則孝(現代美術家)
四代田辺竹雲斎(竹工芸家/Artist)
田山 貴紘(kanakeno)
中川 周士(中川木工芸比良工房 主宰)
中田 真裕(漆芸作家)
中村 弘峰(人形師)
細尾 真孝(株式会社細尾)
牟田 陽日(陶芸家/美術作家/九谷焼作家)