『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.11.27 – 12.9
日本橋髙島屋
2024.11.28 – 12.8
セイコーハウスホール
東京都
2024.11.30 – 2025.2.2
松濤美術館
岐阜県
2024.11.30 – 2025.3.16
岐阜県現代陶芸美術館
世界で活躍する建築家、隈研吾氏と小倉織を復元・再生した染織家、築城則子氏の出会いにより、分野を超えたコラボレーションが実現。小倉織のインテリアテキスタイルブランド「KUMASHIMA」の誕生が発表された。KUMASHIMAは、今まで日本の伝統織物では活用が困難とされてきた、建築、インテリア、家具を主な用途としたテキスタイルだ。インテリアブランドTime & Style制作の家具も展開予定。2023年5月18日(木)〜6月6日(火)の期間、東京・南青山のTime & Style Atmosphereにてテキスタイルおよび家具が展示販売される。
自然の色彩を生かして小倉織を制作する築城則子氏と、土着的な手法で建築を環境に溶け込ませる隈研吾氏。目指すイメージの共有に長い時間はかからず、「植物の力」を共通言語として創作活動は行なわれた。今回発表された「葉脈」シリーズは、自然素材である木綿、草木をモチーフとした色、光から生まれる陰翳が、葉脈のように美しく浮かび上がる4つの柄のテキスタイルシリーズ。高密度なたて糸が表現する、繊細で立体的な縞のグラデーション、布幅いっぱいに広がるダイナミックなデザインが、建築やインテリア、家具に自然と馴染みながら独特の存在感を放つ。テキスタイルは綿100%、布幅140cmで、壁紙、ソファ・椅子の張地、カーテン・タペストリー・アートパネルなどのインテリアとして、防炎・撥水・裏打ち(壁紙・和紙貼り)などの二次加工も可能だ。
ウェブサイトでは隈研吾氏と築城則子氏が創作について語る動画も公開されている。縞の持つ抽象性に魅了された両者が生み出す新たなテキスタイル表現に注目したい。
■ 関連情報
トークイベント
建築家 隈 研吾 × 染織家 築城 則子
モデレーター:Time & Style 代表 吉田 龍太郎
日時:2023年5月18日(木) 18:00〜19:00
会場:Time & Style Atmosphere (東京都港区南青山 4-27-15 / TEL 03-5464-3205)
事前予約申込URL:https://www.timeandstyle.com/kumashima/
*申込期限2023年5月10日(水)
展示・販売
期間:2023年5月18日(木)〜6月6日(火) 11:00〜19:00(会期中無休)
会場:Time & Style Atmosphere (東京都港区南青山 4-27-15 / TEL 03-5464-3205)
KUMASHIMA取扱店舗:
テキスタイル取扱店舗
・小倉 縞縞 本店:https://www.kokura-shimashima.com
・Time & Style 全店:https://www.timeandstyle.com
家具 FU/KAシリーズ取扱店舗
・Time & Style 全店:https://www.timeandstyle.com
KUMASHIMAウェブサイト:https://kumashima.com/