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『SGHR NEW DESIGN PREVIEW 2022』―スガハラが2022年の新製品を発表―

《bulle vase ブル ベース》

創業時より手仕事によるガラス製造にこだわり、使い手の暮らしに寄り添う製品を世に送り出しているスガハラ。スガハラの製品の多くは、千葉県九十九里の自社工房で日々技術を磨きながら、ガラスの特性と魅力に向き合っている熟練の職人達がデザイン、開発を手掛けている。今年も日常使いのテーブルウェアから、室内を彩る花器まで、17種類の新しい製品が発表される。

今回の傾向として、多くの製品でリサイクルガラスがレギュラー品としてラインナップに入っていることが挙げられる。2020年に「Sghr Recycle」として始まった取り組みは、今までは廃棄されていたガラスの端材を再利用しており、製造ごとに色が変わるのが特徴。開始以来高い注目を集め、今年は多くのリサイクルカラーが採用された。

ユニークなデザインの《capnkop キャップンコップ》も4色展開の中にリサイクルカラーが登場している。飲み物以外にもお菓子や小物入れ、茶筒としても使え、ベッドサイドやデスクワークなど、蓋があることで使用する場面が広がる製品だ。

《kirameki 煌》は味覚と嗅覚だけでなく、グラスを透過する光や、グラスと氷が触れ合う音、手にした時の重さなど、人の持つ五感全てで楽しんでもらいたい、という思いから生まれたシリーズ。表面に施された緻密なカットが美しく海外でも人気のコレクションに、今回待望の大きいサイズが誕生。

《capnkop キャップンコップ》

《kirameki 煌》

《limpid リンピッド》は氷の幾何学模様のような表情が美しく、凹凸や線が光を取り込んで料理を引き立たせてくれる。カットは底面側に施され、表面は滑らかで使いやすい。クリアーとインディゴの2色展開で、5種類の異なるサイズから選べる。

花器のおすすめは《bulle vase ブル ベース》。ボトルのような形は宙吹きで作られ、インディゴ、バイオレット、フォレストの3色展開。ガラス内部の色と泡がキラキラと反射して、花との色合わせも楽しい一輪挿しだ。

新しい製品の中では《TENTENTEN テンテンテン》のみ、東京を拠点に世界で活躍するフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラ氏によるデザイン。70度に傾いた円筒形というシンプルながら特徴的なフォルムのコレクションには、「人とモノの間に視覚的、感情的な交わりを築き、対話を築く」というデザイナーの哲学が込められている。

《limpid リンピッド》

《TENTENTEN テンテンテン》

今回紹介した製品以外にも、多彩なデザインが登場する。新製品発表に際して、スガハラ各店では2022年 3月 4日(金)から 3月 31日(木)の期間、『SGHR NEW DESIGN PREVIEW 2022』を開催。期間中は様々な特典や企画が用意されている。またオープニングイベントとして、3月4日(金)20:00~21:00、インスタグラムライブが配信予定。代表の菅原氏と製品開発責任者のガラス職人松浦氏が、新製品のみどころや制作秘話を語る。ガラスの新しい魅力に触れる貴重な機会となるだろう。

 

Sghrウェブサイト『SGHR NEW DESIGN PREVIEW 2022』ニュースページ
https://www.sugahara.com/topics/8213/

Sghr 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/sghr_sugahara/

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。