石川県が輪島塗の創造的復興に向けた官・民・産地共同プロジェクトを発表
工芸トピックス VOL.31
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.1.16 – 1.26
セイコーハウスホール
東京都
2025.1.16 – 1.29
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
東京都
2025.1.17 – 1.31
HULS GALLERY TOKYO
京都府
2025.1.25 – 2.2
essence kyoto
富山市出身の外川良夫さんは、1979年に株式会社山口久乗に入社。結婚を機に山口家の親族となり、この仕事に関わるうちに、伝統的な仏具の奥深さに惹かれていった。
得意先への営業の他、高岡市内に点在する鋳造工場や加工を請け負う工房をまわり、商品を受け渡すことが外川さんの主な仕事だ。商品の加工は分業で行われるため、各工程を担う職人たちに完成品を見せに行くこともある。商品が世に出ていく達成感を作り手と共有することで、より良い製品の開発や納期の安定化につなげているという。外川さんが入社した頃は高度成長期の真っただ中で、つくれば売れるという時代だった。今や状況は大きく変わり、ビジネスの厳しさを感じることもあるが、新ブランド「久乗おりん」の存在が自信となり、営業に力が入る。
「とにかく一度でいいから、このおりんを叩いて、音を感じてみて欲しい。物を超えた、音の営業です」と話す外川さんは、おりんと共に変革していく久乗の音世界を支えている。