『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
富山県
2024.12.7 – 2025.6.1
富山市ガラス美術館
2024.12.11 – 2025.3.2
清水三年坂美術館
2024.12.17 – 2025.3.2
京都国立近代美術館
東京都
2024.12.25 – 2025.1.6
日本橋三越本店
今年で5回目を迎える、北陸から工芸の魅力を発信する取り組み『GO FOR KOGEI』が、2024年9月14日(土)から10月20日(日)の期間、岩瀬エリア(富山県富山市)と東山エリア(石川県金沢市)にて開催される。総合監修・キュレーターは2021年から継続して務める、秋元雄史。今回は総勢37名(15名+4組)のアーティストが参加し、伝統が残る街並みを舞台に工芸・アートの展示や複数のイベントが予定されている。
テーマは「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」。アルチザン、クラフトマン、デザイナー、アーティストが集まり、素材、技法、用途、表現といった近代工芸の特徴に改めて着目。今日の多様な工芸と隣接するアートを紹介する。昨年に続き会場となる富山県富山市の岩瀬エリアでは、街並みや風景を生かしたサイトスペシフィックな作品を展示。地域の食文化や暮らしと、工芸、アートが溶け合う特別な時間と空間が提示される。今回新たに加わる石川県金沢市の東山エリアでは、作品展示のほか「もの」と「こと」が織りなす5つのプロジェクトを展開。工芸の実用性や身体性、その背後にある歴史文化や自然環境、地域性など多様な価値を体感できる。メインとなる作品の展示以外にも、食とのコラボレーションや「使う」「触れる」といった体験を通して工芸をより深く知るイベントが両エリアで実施される予定だ。
北前船の寄港地として栄えた歴史ある街並みの岩瀬エリアと、金沢を代表する観光地「ひがし茶屋街」を擁する東山エリア。昔ながらの暮らしが感じられる街を旅気分で巡りながら、現代の生活における工芸とアートの新たな意味と価値を考えたい。
◾️開催概要
『GO FOR KOGEI 2024』
会期:2024年9月14日(土)〜10月20日(日)
時間:10:00〜16:30(最終入場16:00)
会場:岩瀬エリア(富山県富山市)、東山エリア(石川県金沢市)
休場日:沙石(火曜)、SKLo(水曜)ほか会期中無休
ウェブサイト:https://goforkogei.com/
アーティスト(五十音順)
赤木明登×大谷桃子、石渡結、磯谷博史、伊能一三、岩崎努、岩村遠、柿沼康二、川合優×塚本美樹、サリーナー・サッタポン、澤田健勝、釋永岳、五月女晴佳、竹俣勇壱×鬼木孝一郎、舘鼻則孝、外山和洋、松山智一、三浦史朗+宴KAIプロジェクト、八木隆裕、安田泰三
チケット
共通パスポート:一般2,500円(前売り券2,000円)、学生(大学生・専門学生)2,000円(前売り券1,800円)
※共通パスポートでは会期中全ての展示会場を1回ずつ鑑賞可能
※障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)、高校生以下は無料
※会期中にはエリア別1DAYチケットも販売予定
主催:認定NPO法人趣都金澤、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:富山県、富山市
後援:石川県、金沢市、JR西日本
※イベントの詳細は公式ウェブサイトにて直接ご確認ください。