『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.12.12 – 12.25
セイコーハウスホール
石川県
2024.12.17 – 2025.2.24
国立工芸館
東京都
2024.12.18 – 12.24
日本橋三越本店
京都府
2024.12.21 – 12.29
essence kyoto
日本の美術工芸の国際的価値を高め、世界を惹き付ける文化資源コンテンツとして成長させることで市場拡大を目指す「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」が、展覧会「日本の美術工芸を世界へ、特別展『ひかりの底』」を2023年11月1日(水)〜11月21日(火)の期間、寺田倉庫が運営するアート複合施設「TERRADA ART COMPLEXⅡ BONDED GALLERY」にて開催する。近年、アート作品と同様に高く評価され、欧米を中心に世界市場において収集家が増えている日本の美術工芸品。同委員会は、アフターコロナで各国からの訪日が活性化し、さらなる成長が見込まれる日本の文化資源を体験するさまざまな文化観光プロジェクトを推進しており、本展も2024年1月を目途に、インバウンド訪日客との玄関口である国内空港においても展示を予定している。
展覧会では、甘橘山美術館準備室長(小田原文化財団 江ノ浦測候所)を務める橋本麻里氏をキュレーターに迎え、6人の作家による作品と、京都府所蔵の貴重な作品の展示が行なわれる。本展では、ステレオタイプな『陰翳礼讃』に留まらず、影と表裏一体で存在し、むしろ光源そのものをさえ「かげ(影)」と呼ぶ、日本で育まれた「光」に対する感覚に注目。コンセプトを技芸の深みにも通じる「底光り」とし、平板な、明るいだけの光ではなく、和紙を透かすくぐもった不透明な光、闇を孕んだ光、無限の色を含んだ光、無彩色の光など、光の表現の豊かなバリエーションと、それを実現する多彩な素材や技法を紹介する。世界の人々を惹きつける日本の美術工芸の魅力を再認識する展覧会となるだろう。
◾️出展作家
井本真紀(ガラス)
江里朋子(截金)
山村慎哉(漆工)
橋本知成(陶芸)
誉田屋源兵衛(染織)
かみ添(唐紙)
清水卯一(陶芸)※京都府蔵 (京都文化博物館管理)
◾️関連情報
日本の美術工芸を世界へ、特別展『ひかりの底』
開催期間:2023年11月1日(水)〜11月21日(火) ※毎週月曜休業
開催時間:11:00~19:00(最終日17:00まで)
入場料:無料
会場:TERRADA ART COMPLEXⅡ BONDED GALLERY(東京都品川区東品川1丁目32-8 4F)
ウェブサイト: https://artkogei.com/
※イベントの詳細は公式ウェブサイトにて直接ご確認ください。