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第781回デザインギャラリー1953企画展『The rebirth of Kokura Ori 縞の美・縞の粋 ― ひとひらの裂(きれ)から小倉織の再生』開催

©kyoko omori

日本デザインコミッティー主催の企画展『The rebirth of Kokura Ori 縞の美・縞の粋 ― ひとひらの裂(きれ)から小倉織の再生』が、2022年12月27日(火)〜2023年2月20日(月)の期間、松屋銀座・デザインギャラリー1953にて開催される。

小倉織は豊前小倉(現在の福岡県北九州市)を中心に江戸時代から作り続けられてきた歴史ある木綿織物。丈夫で地厚な小倉織は豊前小倉藩の特産品として武士の袴や帯に用いられ、徳川家康も愛用したと伝えられている。明治期には学生服地としても普及したが、産業の転換の影響も受け、昭和初期には小倉での生産が途絶えてしまう。その小倉織を1984年、能の装束に興味を持ち染織の道を歩んでいた染織家、築城則子氏が復元・再生し、草木染による手織り作品としてよみがえらせた。現在では小倉織は北九州市を代表する伝統工芸染織品として高く評価されている。

今回の展覧会では、築城氏が織り上げたさまざまな小倉織をインスタレーションとして展示するほか、築城氏の小倉織制作に欠かせない植物染料各種を築城氏の思いを綴った“つぶやき”と共に紹介する。本展の企画・運営を担当するのは日本デザインコミッティーのメンバーでテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏。デザインギャラリー1953は、日本デザインコミッティーが1964年に松屋銀座に開設したデザインのためのギャラリーで、バラエティー豊かな展覧会が定期的に開催されている。

期間中には、築城氏が登壇するトークイベントが行なわれ、小倉織の関連商品も販売予定。新年を彩る美しい小倉織の縞の世界を、是非ゆっくりと堪能したい。

 

■ 展覧会概略
第781回デザインギャラリー1953企画展『The rebirth of Kokura Ori 縞の美・縞の粋 ― ひとひらの裂(きれ)から小倉織の再生』
会期:2022年12月27日(火)〜2023年2月20日(月) 10:00〜20:00(最終日17:00閉場)・入場無料
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953(東京都中央区銀座3-6-1)
主催:日本デザインコミッティー
後援:北九州市
協力:築城則子、一般社団法人 小倉織、株式会社 小倉縞縞
展覧会担当:須藤玲子(日本デザインコミッティーメンバー、テキスタイルデザイナー)
ウェブサイト:https://designcommittee.jp/

*開催日時等については、松屋銀座ウェブサイトにて営業日・営業時間をご確認ください。
https://www.matsuya.com/ginza/

■ デザインサロントーク
築城則子氏が登壇するトークイベントが開催予定。
*ウェブサイトより事前申し込みが必要。応募受付は2022年12月19日(月)10:00より開始。

日程:2023年1月13日(金) 15:00〜16:00
会場:松屋銀座7階 特別室
出演:築城則子(染織家)
聞き手:土田真理子(日本デザインコミッティー事務局長)
定員:20名
参加費:無料
ウェブサイト:https://designcommittee.jp/event/2022/12/dst80.html

■ ワークショップ
「小倉 縞縞の生地を使った折りと結びのワークショップ」を開催予定。
*ウェブサイトより事前申し込みが必要。応募受付は2022年12月19日(月)10:00より開始。

日程:2023年1月17日(火) 14:00〜 *2時間程度
会場:松屋銀座7階 特別室
講師:結 YUU 主宰 関根みゆき(結び研究家)
定員:15名
参加費:6,000円(税込) *材料費込み(生地・組紐・お香・資料)
ウェブサイト:https://designcommittee.jp/event/2022/12/dg781ws.html

■ 関連商品の販売
小倉織(手織り)の商品販売:2022年12月27日(火)〜2023年1月24日(火) *最終日17:00閉場
小倉 縞縞の商品販売:2023年1月11日(水)〜24日(火) *最終日17:00閉場
会場:松屋銀座7階 デザインコレクション

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。