『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.12.12 – 12.25
セイコーハウスホール
石川県
2024.12.17 – 2025.2.24
国立工芸館
東京都
2024.12.18 – 12.24
日本橋三越本店
京都府
2024.12.21 – 12.29
essence kyoto
『北陸工芸の祭典GO FOR KOGEI 2022』が富山、石川、福井の北陸3県にて今年も開催される。本イベントは北陸を舞台に工芸の魅力を今日的視点から発信するプラットフォームとして2020年にスタートした。今回は「感情をゆらす、工芸の旅」をテーマに、現代を生きる私たちと「もの」との関わり方を、ものづくりの源流とも言える工芸を通して再考する。
メインイベントの特別展『つくる―土地、くらし、祈りが織りなすもの―』では工芸、現代アート、アールブリュットの世界で活躍する、若手から実力派まで20名の作家が参加。地域を代表する重要文化財の社寺仏閣を会場に、建築、庭園、自然環境の中でサイトスペシフィックな作品が展開される。「つくる」という行為を、土地、くらし、祈りという観点から見つめ直し、工芸や現代アートといったジャンルを超えた、素材とものづくりの新たなあり方を紹介する。
特別展の他にも、昨年のGO FOR KOGEI 2021の特別展で誕生したプロダクトを用いた飲食体験など、北陸の文化、風土、歴史を見出す多くのプログラムが予定されている。北陸地方には、地元の自然素材や昔からの技術を受け継いでいる数多くの工芸産地があり、美術館や大学、研究所、工房など専門的な見地から研究や制作を行なっている機関も多く、既存の領域にとらわれない工芸が育つ豊かな土壌がある。イベントは北陸の各地域で開催される7つの「工芸祭」とも連携しており、工芸の魅力に出会う旅の出発点にもなるだろう。
■ 『北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2022』
会期:2022年9月17日(土)〜10月23日(日)
公式ウェブサイト: https://goforkogei.com/
■ 特別展『つくる―土地、くらし、祈りが織りなすもの―』
会期:2022年9月17日(土)〜10月23日(日) ※休場日なし
時間:9:00〜16:00 ※那谷寺は9:15〜 ※入館は閉館の30分前まで
会場:勝興寺(富山県高岡市伏木古国府17番1号)、那谷寺(石川県小松市那谷町ユ122)、大瀧神社・岡太神社(福井県越前市大滝町13-1)
キュレーション:秋元雄史(東京藝術大学名誉教授、練馬区立美術館館長)、高山健太郎(株式会社artness代表)
会場設計:周防貴之(建築家)
出展作家:
井上唯、入沢拓、鵜飼康平、小笠原森、樫尾聡美、鎌江一美、河合由美子、鴻池朋子、小曽川瑠那、小森谷章、近藤七彩、佐合道子、奈良祐希、新里明士、橋本雅也、福本潮子、細尾真孝、宮木亜菜、吉田真一郎、六本木百合香
入場料:共通パスポート
前売り1,800円 9月16日(金)まで販売、当日2,000円 9月17日(土)から販売
個別入場券:勝興寺1,200円、那谷寺1,200円、大瀧神社・岡太神社500円
※会期等は予告なく変更となる場合がございます。最新情報は事前に直接ご確認ください。