『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.12.12 – 12.25
セイコーハウスホール
石川県
2024.12.17 – 2025.2.24
国立工芸館
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2024.12.18 – 12.24
日本橋三越本店
京都府
2024.12.21 – 12.29
essence kyoto
2020年度日本陶磁協会賞・金賞受賞作家とともに、歴代受賞作家約40名の作品を一堂に展示する『第63回 日本陶磁協会賞受賞作家展』が、東京銀座 和光ホールにて開催される。期間は2022年1月27日(木)~2月6日(日)。
日本陶磁協会は毎年、日本国内すべての陶芸家を対象に、その年の最も優秀な作家に日本陶磁協会賞を、陶芸界に大きな足跡を残した作家に日本陶磁協会賞金賞を授与する活動を行なっている。2020年度は、日本陶磁協会賞に新里明士さん、金賞に十三代三輪休雪さんが選出された。新里さんは、伝統的な蛍手を現代的な手法として注目される技法にしたこと、長きにわたり一つの技法に取り組む中で表現の幅が拡がり、それらを活かした作品が展開されていることが評価された。十三代三輪休雪さんは、伝統的な産地の陶家に生まれながら、萩焼の枠に留まらず土の魅力を表現しようと挑戦し続けている点が高く評価された。
第63回目となる本展では、2020年度受賞作家の二名の作家とともに、歴代の受賞作家約40名の作品を展覧。メイン作品とともに「お茶の時間―お気に入りの逸品で―」をテーマとした作品が並ぶ。コロナ禍において大きく変化した暮らしの中で、食事やお茶、お酒を楽しむ術としての身近な器や工芸品は、にわかに注目を浴びている。会場には、日常を贅沢なひとときに変えてくれる茶碗、カップ&ソーサー、急須、湯呑、ティーポット、菓子器など、伝統的な技法の作品から個性溢れるスタイリッシュな作品までが勢揃い。作家の思いや技が伝わる「やきものの今」を凝縮した展示は、一見の価値ありだ。
■ 『第63回 日本陶磁協会賞受賞作家展』開催概要
会期:2022年1月27日(木)~2月6日(日) 10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:東京・和光 本館6階 和光ホール(東京都中央区銀座4-5-11)
[ギャラリートーク]
1月29日(土)14:00~ 2020年度日本陶磁協会賞受賞作家 新里明士さん
1月30日(日)14:00~ 2020年度日本陶磁協会賞金賞受賞作家 十三代 三輪休雪さん
※要予約 TEL 03-3562-2111(和光美術部)
公益社団法人 日本陶磁協会 オフィシャルサイト:https://www.j-ceramics.or.jp/
出品作家 *五十音順
市野雅彦/伊藤赤水/伊藤秀人/今井政之/今泉今右衛門/内田鋼一/江口勝美/大樋陶冶斎/小川待子/隠﨑隆一/加藤清之/加藤 委/金重晃介/金重有邦/川瀬 忍/清水六兵衞/小池頌子/神農 巌/杉浦康益/鈴木五郎/鈴木三成/鈴木 徹/滝口和男/武腰 潤/竹中浩/田嶋悦子/玉置保夫/中里 隆/中島晴美/新里明士/原 清/原田拾六/福島善三/前田昭博/前田正博/三原研/三輪休雪/森 陶岳/森野泰明/八木 明/𠮷田美統/和田 的