「生きがい」
連載コラム『日本工芸の歩む道』前編「日本の美意識」 VOL.9
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.11.20 – 11.26
日本橋三越本店
東京都
2024.11.21 – 11.26
桃居
東京都
2024.11.23 – 11.28
柿傳ギャラリー
東京都
2024.11.23 – 12.1
八丁堀 とべとべくさ
日常にある工芸の美。展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざまな情報、視点をお届けします。
展覧会・イベントレポート VOL.1
2021年1月28日(木)~2021年2月7日(日)、銀座和光にて染織家 築城則子さんの個展が開催されました。江戸時代から昭和初期まで、福岡県小倉で作られていた地厚で丈夫なたて縞の織物「小倉織」。築城さんは、長年の研究の末、1984年にこの小倉織の復元・再生に成功しました。その後も小倉織の発展に尽力し、8年ぶりの個展となる今展では、小倉織の帯や額装、漆箱に加え、練貫や紬、小倉縮の着物の制作にも意欲...
KOGEI & Me VOL.30
四津川元将さん・ 晋さん兄弟は、高岡銅器の企画販売を行なう四津川製作所で、それぞれ社長と専務を務めている。元将さんは、大学卒業後まもなく入社。晋さんは、別会社にてアメリカ駐在を経験した後、家業のものづくりの魅力を再発見し、2003年に帰郷。元将さんとともに新ブランド「KISEN」の立ち上げに尽力した。現在、老舗ブランド「喜泉堂」は元将さんが、「KISEN」は晋さんが中心となって牽引している。新旧ブ...
注目の展覧会・イベント VOL.2
HULS GALLERY TOKYOでは、2020年8月8日(土)より、工芸のオリジナルブランド「KORAI(コライ)」の新作アイテム『水の器(L)』の発表を記念し、空間デザイナー 松村和典氏が手掛ける特別展示を開催します。「KORAI」は、暮らしの中で自然を感じることにより、新たな感覚の扉を開くアートピースを「センスウェア」として提案しています。このたび、2018年に第一弾のセンスウェアとして発...
KOGEI & Me VOL.29
伊万里鍋島焼の窯元、畑萬陶苑の5代目で、作家としても活動を行なう畑石修嗣さん。三人兄弟の長男として、伊万里大川内山で生まれ育った。東京の美大へ進み、彫刻を専攻。黒御影という真っ黒な石を好んで用い、視覚的な演出を工夫しながら作品の制作に励んだ。帰郷後はひたすらやきものの修練に邁進した。その作業は連日深夜に及び、無我夢中に技を磨き続けた。そんな修嗣さんの根底にある想いは、鍋島への敬愛だ。受け継がれてき...
KOGEI & Me VOL.28
絵具を調合し、版木に拡げる。その上に和紙を慎重に乗せて、バレンで摺る。息を飲んで見守っていたこの一連の作業の後に、ぱっと版木から剥がされた和紙には、奥行きのある美しい色が乗っていた。「ただ色を乗せているだけですけど、摺り方の質次第で、遠近感が生まれたり物質感が出たりする。それが一枚の絵の中でぴたりと合うと気持ちいい」と笑うのは、高橋工房で摺師として働く早田憲康さん。美大卒業後、建造物の修復関係の仕...
KOGEI & Me VOL.27
折井宏司さんは、高岡銅器の着色を幅広く手がける「有限会社モメンタムファクトリー・Orii」の創業者。前身である老舗「折井着色所」の3代目として、富山県高岡市で生まれ育った。大学卒業後は東京のIT関連会社で仕事に邁進し、充実した日々を送っていたが、26歳の時に家業を継ぐことを決意し、帰郷。だが当時は、バブル崩壊の影響から伝統工芸業界の衰退は必至と思われた。宏司さんは昔ながらの高岡銅器に大きな魅力を感...
編集後記 VOL.1
KOGEI STANDARDのリニューアルを記念し、小倉織の染織家である築城則子さんのインタビューが公開されました。築城さんとの出会いは、2015年。築城さん自身がクリエイティブディレクターを務めるテキスタイルブランド「小倉 縞縞」とのご縁から始まりました。東京で行われていた国際見本市である「インテリアライフスタイル」にて美しい縦縞の生地に出会い、その後、小倉に伺い、そこで築城さんと出会うことにな...
VOICE VOL.1
Q1:小倉織との出会いは、どんな出会いだったのでしょうか?私は美大を卒業したり、家が工芸の家業だったりしたわけではなく、異端から入っているんです。子供の頃から文学が好きで、大学生のときに近世演劇に惹かれて、世阿弥の勉強を始めました。そのときに、舞台の能装束に魅力を感じたことから、織りの勉強を始めたんです。織りを学ぶ中で、骨董屋に通っていた時期があり、そこで見つけたのが小倉織の小さな端切れでした。そ...
KOGEI & Me VOL.26
常滑の急須職人である伊藤成二さんは、20歳の時に焼き物の世界に入った。当初は湯呑を中心とした制作に携わっていたが、高度経済成長時代の勢いに陰りが見えてきた頃、より制作が難しく付加価値の高い急須主軸の制作販売スタイルへと舵を切った。「お茶の世界での急須は、芝居でいう主役。いつかは主役を担いたいと思っていた」と伊藤さんは話す。40余年に渡り、デザイン性と機能性を兼ね備えた、バリエーション豊かな急須を作...
KOGEI & Me VOL.25
川又栄風さんは、明治時代より結桶作りを代々受け継ぐ「桶栄」の四代目だ。子どもの頃は職人への夢を思い描いていたわけではないというが、大学生の頃より美術や日本文化への興味を持ち始めた。そして、大学卒業後、一般企業に就職したが、1985年に父親の下で職人への道を歩み始める。桶栄での桶作りは、数百年以上変わらない伝統技法を用いることを基本とし、職人たちは、70以上の工程を丁寧に繰り返すことで、より高度なも...
KOGEI & Me VOL.24
木地師である田中瑛子さんは、愛知県安城市で生まれた。幼い頃から工作や裁縫など、手を動かすことが好きで手仕事への魅力を覚えていった。美術鑑賞が好きな両親の影響で、気づけば日本の伝統的な「赤と黒と金」という漆の配色に心を奪われ、漆芸の技術を学びたいと思うようになった。高校卒業後は、大学で漆芸を学ぶ中でさらなる技術を求めて漆器の木地挽きの産地である石川県・山中の研修所に入学。木地師の中嶋虎男氏に弟子入り...
KOGEI & Me VOL.23
蒲地さんと田中さんの二人は、佐賀県有田にある福珠窯で絵付けを担当している。磁器の伝統の地として名高い有田でも、今では絵付け専門の職人は数少ない存在となった。蒲地さんは、姉が働いていたことをきっかけに福珠窯に入社。当時は、大量に器が売れた時代であり、絵付けも細かく分業されており、同じ作業を何度も繰り返すうちに、絵付けの技法を少しずつ覚えていったという。「絵付けは、筆の流し方が大切なんです。私はカチッ...
今、工芸の世界で起きていること。注目の最新情報。
VOL.1-30
更新
VOL.1
更新
日本から世界へ。工芸を通じた「気づき」の言葉。
VOL.1-7
更新
日本各地の工芸の展覧会・イベント情報。
VOL.1-61
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-2
更新
伝え繋ぐ、作り手たちの工芸への想い。人生で最高の一枚と共に。
VOL.1-32
更新
工芸の展覧会・イベントレポート。
VOL.1-29
更新
一碗に宿る、工芸の美と作り手の想い。茶碗の鑑賞に役立つ知識を紹介する。
VOL.1-3
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-12
更新
作り手からの新商品情報。
VOL.1-14
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日本各地にある、さまざまな工芸の産地を紹介。
VOL.1-3
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VOL.1
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