『谷穹 抽象と静寂』展覧会レポート
展覧会・イベントレポート VOL.30
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.12.12 – 12.25
セイコーハウスホール
石川県
2024.12.17 – 2025.2.24
国立工芸館
東京都
2024.12.18 – 12.24
日本橋三越本店
京都府
2024.12.21 – 12.29
essence kyoto
日常にある工芸の美。展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざまな情報、視点をお届けします。
2024年11月2日(土)~11月10日(日)の期間、東京都世田谷区にある Gallery & Chanoyu 離岸にて、陶芸家・谷穹(たに・きゅう)さんの作品展が開催された。谷さんはいろいろなギャラリーや美術館で展覧会を行なっており、このギャラリーで個展を行なうのは初めてとなる。谷さんは、滋賀県の信楽を拠点とし、中世(14〜15世紀頃)の信楽焼の技法を用いて自ら築窯した穴窯にて焼成してい...
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が進める社会貢献活動「MUFG工芸プロジェクト」の一環として、若手工芸作家の作品展示・販売機会等を支援する「KOGEI ARTISTS LEAGUE」の開催が発表された。2023年に発足した「MUFG工芸プロジェクト」は、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承に寄り添い、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学び発信することを目的とした...
2024年10月30 日、石川県能登の輪島を訪れた。輪島への訪問は昨年の9月以来であるが、この街の景色はそのときとは大きく変わってしまっている。東京から能登へと移動し、空港に降り立つと、空港の駐車場の至る所に隆起があることに気づく。市内へと向かう車の中からの眺めは想像以上の過酷さで、市内に近づくほどに、土砂崩れの跡や倒壊してしまった家屋など、自然の脅威を感じさせる景色が目に飛び込んでくる。2024...
――幸兵衛窯の歴代当主は、それぞれ素晴らしい作品を世に送り出してこられました。そんな窯元の八代目当主として、この伝統をどのように受け止めていらっしゃいますか?また、それを踏まえて、今のご自身が取り組む陶芸について教えてください。初代加藤幸兵衛がこの山の斜面に登窯を築き、「太白焼」という素朴な炻器の染付を焼き始めました。その後だんだんと磁器の染付を作るようになり、まもなく江戸城の御用窯となりました。...
注目の展覧会・イベント VOL.61
越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼といった伝統工芸や、眼鏡・繊維などの地場産業がさかんで、全国屈指のものづくりの集積地として知られる福井。当地で持続可能な地域づくりを目指して開催されている産業観光見学イベント『RENEW(リニュー)』が、今年も2024年11月1日(金)から3日(日)の日程で開催される。産地の工房や企業が一般に開放され、見学やワークショップを通して来場者と作り手が交流...
連載コラム『日本工芸の歩む道』後編「現代社会と工芸」 VOL.2
クラフトマンシップという言葉は、近年、さまざまなところで使われるようになってきた。手仕事による工芸品だけでなく、時計や車からファッション製品に至るまで、物を作ることにおいて良質なものを追求していく姿勢は「クラフトマンシップ」と表現される。現代では、グッチやエルメス、ロエベなどのハイブランドの多くも、ブランド紹介の際にクラフトマンシップに関する説明を盛り込んでおり、今の時代に物の上質さを伝える上では...
注目の展覧会・イベント VOL.60
1804年に美濃に開窯した幸兵衛窯の八代目、加藤亮太郎の作品展が愛知県の古川美術館 分館爲三郎記念館にて、2024年10月1日(火)から11月17日(日)の日程で開催される。加藤亮太郎は穴窯焼成にこだわり、自ら築窯した窯で志野や瀬戸黒、織部など美濃の茶陶を中心に制作を行なう陶芸家。美濃陶を研究し、伝統の技法を基にしながら、土と炎に向き合い新たな表現に挑戦し続けている。本年、その年の最も優秀な作家に...
注目の展覧会・イベント VOL.59
NPO法人TOMORROWが主催する、食とアートの祭典『あしたの畑 2024年秋期』が2024年10月25日(金)から11月17日(日)の期間、京都府京丹後市間人(たいざ)地区にて開催される。本イベントは2022年と2023年に食とアートの祭典『ECHO』として開催。今回から『あしたの畑』として秋期と春期の年2回実施される。『あしたの畑』では、間人地区の「間人スタジオ」、「SEI TAIZA」、「...
工芸トピックス VOL.29
日本の伝統工芸、輪島塗の産地として世界に広く知られる石川県輪島市。2024年1月に発生した能登半島地震によって、現地では職人が工房や道具を失い、制作の継続が困難な状況が今も続いている。このような状況の中、265年に及ぶ歴史を持ち、クラフトマンシップを礎とする英国王室御用達ブランドのウェッジウッドは、能登半島地震被災地への支援対象として、輪島市の重要な産業である輪島塗に着目。輪島塗の美と技法に光を当...
注目の展覧会・イベント VOL.58
400年以上の歴史を有する磁器の一大産地、佐賀県有田町。有田焼に携わる窯元・商社等で構成される有志のグループが、有田の魅力を伝える展示・体験・対話イベント『ジバニイキル』を、2024年9月19日(木)から21日(土)の3日間、東京・青山のLIGHT BOX STUDIO AOYAMAで開催する。会場では、伊万里・有田焼窯元の若手経営者および後継者13社(名)のチームNEXTRADによる、作り手自ら...
注目の展覧会・イベント VOL.57
日本固有の美意識と多様な自然が育んできた日本の工芸。受け継がれてきた技術による美しい工芸品は、海外からも高い注目を集めている。その一方で、近年の生活様式の変化に伴う需要の変化、職人の高齢化や後継者不足など、各産地が多くの課題を抱えているのも現状だ。豊かな工芸文化の継承と革新を図るため、工芸産業の発展にどう取り組むのか、を議題に『工芸シンポジウム「伝統と未来を考える」〜今、求められる革新とは〜』が2...
注目の展覧会・イベント VOL.56
文化芸術界に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR」の第3回目の開催が決定した。2025年2月1日(土)と2日(日)の2日間にわたり、今秋新たにオープンする東京・京橋のTODA BUILDINGにて開催される。「ART JOB FAIR」は、人材を探している文化芸術団体と、仕事を探している求職者が出会う場として2023年にスタート。新型コロナウイルス感染症で多くの文化芸術活動が自粛や中止、...
KOGEI & Me VOL.32
三川内焼の窯元・平戸洸祥団右ヱ門窯に生まれた中里太陽さん。幼い頃から窯の後継として周囲から期待を寄せられ、自然とやきものの道を進むことを目指していたそうだ。「跡継ぎが生まれると親戚中がお祝いして喜ぶんです。そういう環境だからか、小さい時からこの仕事をしたいという思いはありましたね」。学生時代は磁器の一大産地である佐賀県有田で窯業を学び、大学を卒業してからはアメリカへ語学留学。その後オランダへ赴き、...
注目の展覧会・イベント VOL.55
深川萩の全5つの窯元から8人の作家が出展する、萩焼文化を体験できるイベント『うつわの秋』が、今秋も山口県の長門湯本温泉街で開催される。今年のテーマは「いろとり」。木々が色づく美しい季節にちなんで、色とりどりの萩焼の展示やさまざまな企画が、2024年9月14日(土)から10月14日(月)の日程で予定されている。長門湯本温泉を象徴するメイン会場の立ち寄り湯、恩湯(おんとう)では、深川萩の伝統的な技術・...
注目の展覧会・イベント VOL.54
今年で5回目を迎える、北陸から工芸の魅力を発信する取り組み『GO FOR KOGEI』が、2024年9月14日(土)から10月20日(日)の期間、岩瀬エリア(富山県富山市)と東山エリア(石川県金沢市)にて開催される。総合監修・キュレーターは2021年から継続して務める、秋元雄史。今回は総勢37名(15名+4組)のアーティストが参加し、伝統が残る街並みを舞台に工芸・アートの展示や複数のイベントが予定...
工芸トピックス VOL.28
日本有数の漆器の産地、福井県鯖江市河和田地区で越前漆器の製造・販売を行なうメーカー、漆琳堂。1793年創業という長い歴史を持ち、創業230周年にあたる2023年には同じ越前にある大本山永平寺御用達に認定されている。代々受け継がれてきた伝統的な漆器や業務用漆器の製造以外にも、現代の生活に合わせたカラフルな漆の器「aisomo cosomo」や北陸のものづくりの技術を生かしたブランド「RIN&...
工芸の展覧会・イベントレポート。
VOL.1-30
更新
今、工芸の世界で起きていること。注目の最新情報。
VOL.1-30
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VOL.1
更新
日本から世界へ。工芸を通じた「気づき」の言葉。
VOL.1-7
更新
日本各地の工芸の展覧会・イベント情報。
VOL.1-61
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-2
更新
伝え繋ぐ、作り手たちの工芸への想い。人生で最高の一枚と共に。
VOL.1-32
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一碗に宿る、工芸の美と作り手の想い。茶碗の鑑賞に役立つ知識を紹介する。
VOL.1-3
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-12
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作り手からの新商品情報。
VOL.1-14
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日本各地にある、さまざまな工芸の産地を紹介。
VOL.1-3
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VOL.1
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