公益財団法人日本文化藝術財団 第16回「創造する伝統賞」受賞者を発表
工芸トピックス VOL.32
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.2.7 – 2.11
しぶや黒田陶苑
東京都
2025.2.7 – 2.22
HULS GALLERY TOKYO
京都府
2025.2.7 – 2.22
桃青京都ギャラリー
東京都
2025.2.8 – 2.12
炎色野
江戸時代に城下町として栄えた歴史ある町、角館。山桜の樹皮で作られる樺細工は、18世紀末に武士の手内職として広まった後に産業としてこの地に根付き、今に続いている。
まるで木の幹のように見える茶筒は、霜降皮と呼ばれる、節目が残る自然な風合いを活かした桜皮を外筒に用い、内部には研磨を繰り返して仕上げられた艶やかな桜皮を惜しみなく使用している。すんなりと合わさる精巧な作りの蓋を開ける度に、桜の木の奥深い美しさを堪能できる、贅沢な逸品である。