駿河竹千筋細工とソーラーテクノロジーを組み合わせた行燈《Sonnenglas® EN》が発売
新商品情報 VOL.21

展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.4.5 – 6.22
静嘉堂文庫美術館
2025.4.19 – 11.24
大阪市立東洋陶磁美術館
神奈川県
2025.4.19 – 4.27
ink gallery
東京都
2025.4.22 – 4.27
柿傳ギャラリー
熊谷聡商店は、1935年に京都で創業。京焼専門の卸売り販売元として、地域でも最大級の商品力を誇り、茶道具から食器、香炉などのインテリア小物まで約1,200種類のオリジナル商品を取り揃えている。京焼は「清水焼」とも呼ばれ、京都府で生産される焼き物のことを指す。色彩豊かな上絵付けが施されることが多く、京都という古都ならではの優雅な印象の器が特徴だ。
熊谷聡商店は、長年に渡り築き上げた100軒に及ぶ窯元とのネットワークを強みに、京焼の多様性と職人技術を生かした商品を生み出し続けてきた。様々な種類の京焼を取り扱ってきた経験から、伝統と国際性が融合する独自の価値を見出そうと、デザイナーとのコラボレーションも積極的に行っている。また、三代目の熊谷隆慶さんが企画開発した「花結晶」は近年、国内外で注目される人気のシリーズだ。亜鉛を含んだ釉薬から生み出される結晶の花が、磁器の表面に優美な色合いを帯びて広がり、テーブルウェアとしてだけでなく、壁の装飾にも応用されるなど、京焼の可能性を広げている。
2014年、新たなデザインプロジェクトとして「=K+」を発表。このプロジェクトは、文化や分野を超えたデザイナーやアーティストと交流することで、今までにない新たなセラミック商品を生み出すことを目的としている。海外の展示会にも精力的に出展を続けており、京都から世界へ新しい波を広げている。