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谷 穹

Q Tani
陶芸家 • 1977 –

滋賀県信楽在住の陶芸家。成安造形大学立体造形クラス卒業後、彫刻や立体作品の制作を経て、信楽でやきものに取り組む。室町時代の壺や甕など「古信楽」を指標に焼き締めの技術を追求し、自ら築窯した穴窯で焼成。古信楽が有する美意識を現代に体現すべく、作品を展示する空間作りにもこだわって制作活動を行なっている。

活動拠点
滋賀県・信楽
Webサイト

POINT OF VIEW

古信楽を求めてひたむきに研究を続ける中で出会った、技術に根付く中世の人々の確かな美意識。作家が幾度も窯に火を入れ目指すのは、古作の再現ではなく、そこに息づく精神性を現代に問うためであろう。まるで長い年月を経たように、かせた質感を持ち泰然と佇む作品は、作家の哲学を雄弁に物語っているようである。

CRAFT ARTIST BIOGRAPHY

1977年

滋賀県信楽生まれ

2012年

単室式穴窯 築窯

2015年

「ロロ一ロロ」個展/京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)

2015年

「これからの、未来の途中」/京都工芸繊維大学美術工芸資料館(京都)

2020年

「健在する日本の陶芸 ―不如意の先へ―」/益子陶芸美術館(栃木)

2021年

「No Man’s Land―陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先―」/兵庫陶芸美術館(兵庫)

2021年

「第15回パラミタ陶芸大賞展」/パラミタミュージアム(三重)

2024年

「白と黒のシャープネス」/セイコーハウス銀座ホール(東京)

2024年

「アフロ民藝」シアスターゲイツ展でのコラボレーション/森美術館(東京)

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